金融政策の基本

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■金融政策のしくみ

景気を安定させる手法としては、主に財政政策と金融政策のふたつがありますが、財政政策は政府が担うのに対して、金融政策は日本銀行(以下、日銀)が担います。日銀は物価の安定を実現するために、金融の調節を行います。これを金融政策と言います。

金融政策は主に金利を上げ下げすることで行われます。例えば、景気が過熱しているときには、金利を上げます。金利を上げると、金融機関は以前より高い金利で日銀から資金を調達しなくてはならないので、それに連動して企業への貸出金利も上がります。貸出金利が上がると、企業が銀行から資金を借りにくくなるので、企業の経営活動が抑制され、ひいては景気の過熱を抑える事になります。景気が悪いときは、金利を下げます。金利を下げる事による景気への波及プロセスは金利を上げたときのちょうど反対になります。以前は、日銀の市中銀行への貸出金利である公定歩合を操作していましたが、今は銀行間の貸出市場であるインターバンク市場の金利のほうが低くなってしまったので、公定歩合操作はメインの金融政策の手段ではありません。

金融政策の方針は、金融政策決定会合で決まります。総裁1名、副総裁2名、審議員6名がそれぞれ一票を持ち、多数決で方向性を決めます。金融政策のおもな手段としては公開市場操作(オペレーション)があげられます。

公開市場操作(オペレーション)とは、日銀が市中銀行と国債や手形など有価証券の売買を通じて、資金の供給量を調節する方法です。日銀が保有する国債を売却すると、銀行から現金が日銀へ渡るので、市中に出回る現金の量が減ります。これを売りオペレーション、略して売りオペと言います。逆に、日銀が市中銀行から国債を買い取ると、銀行は現金を受け取り、結果として、市中に出回る現金の量が増えます。これを買いオペレーション、略して買いオペと言います。資金量の増大を通じて、結果的に市中金利の増減に働きかけます。

ちなみに、日銀が操作目標とする金利を無担保コールレート翌日物といいます。コールレートとは銀行間の短期の資金のやり取りをする市場の金利で、翌日物とは、今日借りて翌日に返済するという意味です。その中でも、有担保と無担保があり、日銀は無担保のコールレートを操作目標とします。

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