品詞と文型

さて、”キソのキソ”から文法を始めよう。まずはじめに、品詞というものから学習する。品詞とは言葉の種類のこと。野球選手と言ったっていろいろな選手がいるのと同様に、言葉にはさまざまなものがある。つまり

品詞=言葉の種類

である。
品詞は十種類にも及ぶのだが、基本的に四つの品詞が根本をなす重要なものなので、それを覚えることから始める。その四品詞簡単に以下の表にまとめてみた。難しく考えず、日常的なことと照らし合わせてイメージすれば理解に苦しむことはないはず。

~基本四品詞~ (選手名をイメージしよう)

名詞=ものの名前 例:サッカー、犬、彼、本、ジョン、愛、思考。
※周りを見渡してみよう。名詞なくしては生活できない。
動詞→ものの動き・状態を表す 例:走る、寝る、転ぶ、勉強する、泳ぐ。
※まさに今勉強している。さらに、体を動かそうものなら、それは動詞で表現可能なのだ。
形容詞→名詞を説明(修飾)する 例:かわいい(女の子)、くさい(くつ)、
※名詞にお化粧を塗るイメージ!
副詞→名詞以外を修飾 例 はやく(走る)、とても(かわいい)、とても(はやく)(走る)
※副詞は(カッコ)でくくれるイメージ。「はやく(走る)」も“走る”だけで十分速そうだし、「とても(かわいい)」も“かわいい”だけで十分褒め言葉だ。

さて、今度は文をつくる際に必要なもの=文の要素を覚えよう。
英文の基本形は「主語+動詞」である。これなくしては始まらない。
以下アルファベットと同時に覚えよう。

主語(S)=日本語で「~は/~が」にあたるもの。
例:彼はパソコンを持っている(He has a computer.)
上の例文でHe=彼、が主語(S)である。
※英文の中の主役です。
動詞(V) =ものの動き・状態を表す
※主役を動かす重要なもの
目的語(O)=動作の対象。日本語で「~を」の部分にあたる。
先のHe has a computer.という例文ではa computerが目的語
補語(C)→=(イコール)になるもの
例:She is a teacher. ここではShe= a teacherとなっており、a teacherが補語。
保護といってもピンとくる人は少ないと思う。耳慣れない言葉であろう。基本的に文型を学習する中でだいたいわかってくればいいので、今のところだいたいの理解でおkである。
というかあとでやる第2文型と第5文型だけにでてくるものなので、あまり深く考えない方がいい。それよりも、今あげた2つの文型を理解することが重要。
―おまけ―
修飾語(M)→主に形容詞(補語は除く)、副詞、前置詞+名詞のこと。
※脇役です(泣き)

先に挙げた四品詞とこのSVOCの関係を言うと、野球選手である“四品詞クン”たちは、それぞれどのポジション(SVOC)につけるかということなのだ。
S→名詞がなれる
V→動詞がなれる
O→名詞がなれる
C→名詞と形容詞がなれる
例えば、Sを“ピッチャー”、名詞を“松坂”、なれるを“守れる”、と置き換えて考えればいいかな。ちなみに、副詞クンはレギュラーになれない、つまり文の要素にはなれないのだ。これ、ギャグ抜きで結構重要よ。

さて、もうちょっと四品詞について文法らいしいことを話そう。名詞はさらに可算名詞と不可算名詞に分類される。“可算”とは数えられる、“不可算”はその逆で数えられない。だから、可算名詞=数えられる名詞、不可算名詞=数えられない名詞ということ。ここで注意してほしいのだが、この不可算=数えられない、という欧米人の感覚が我々のそれとズレテいるため「これも不可算名詞かいな」的なおこる。たとえばチョークは一見すると数えられそうで、数えられない名詞=不可算名詞なのだ。
一方鉛筆は a pencilとなり数えられる。この
二つの違いは何かというと「破片になったと
きに名前が変わるかどうか」ということがポ
イント。名前が変わる=可算名詞、名前が変わ
らない=不可算名詞なのだ。チョークはどんな
にパキパキ折ってもチョークだし、服にチョークの粉が付いていても「チョークが付いているよ」って言われる。一方、鉛筆を砂になるまで粉々にして「まぁ、ずいぶんとコンパクトな鉛筆がこんなにたくさん!なんてトレンディなの」なんて言われない。さっき、名前が変わらない=不可算名詞といったけど、もうちょっと固く言えば、物質名詞と表現できる。たとえば、水(water)、コーヒー(coffee)、砂糖(sugar)、がそう。「ちょっとあんた!水5つ(!?!?)と砂糖(!?!?)67個でコーヒーつくりなさい」と言われても意味不明である。コップ一杯の水、(a cup of water)、砂糖スプーン2杯(two spoonfuls of sugar)などのように表




す。さらに、抽象名詞は数えられない。
たとえば美(beauty)幸福(happiness)重要性
(importance)などのようなものだ。「二つの
美(!?!?)をちょうだい」や「あと2つ幸福(!?!?)があれば元気になるのに」などありえん話だ。まとめると下の図のようになる。さらに追加だが、固有名詞(例えばジョンソン、東京、三月、横浜アリーナ)も不可算名詞になる。だって東京二つあったらびっくりしちゃうもんね。



次は動詞。動詞も文法的に自動詞と他動詞に分類される。何やら小難しい名前だが、心配する必要なし。漢字から予想する。自動詞=自分のスペースしかない、他動詞=他人のスペース“も”あるということなんだ。文法的に言うと、自動詞=目的語を“取らない”、他動詞=目的語を“取る”となる。さらに、訳について考えてみると、他動詞は「~をする」という対象を示す“を”があるのに対して自動詞は「する」と完結している。下のような絵のイメージをもつと理解しやすい。






つまり、他動詞には名詞を置くスペースがはじめから備わっている一方で自動詞にはそれがない。たとえば、

1 I swim.
2 I play baseball.

という文があるとする。①の文でswimは自動詞だから、特にそのあとに名詞を続けることはできない。もし、海で泳ぐということで“sea”をswimのあとに続けたいのなら、名詞を置くスペースが必要になり、その際には前置詞を使って、I swim in the seaというように名詞をswimのあとに置くことができる。一方②はplayに名詞を置くスペースがあるので、baseballを置くことができる。逆にI playだけで完結しているとスペースが余ってしまっているので、“不完全な文”ということになる。だらだらと長くなってしまったが、

自動詞→名詞を続けることができない。
※前置詞を使うことで名詞を続けることができる
他動詞→名詞を続けることができる。
※名詞が他動詞のあとにないと、それは不完全文。

ということを理解してもらいたい。

―単語・句・節について

・単語→アルファベットのカタマリで、意味をなすもの。
例:apple, book, desk, penなど(※aplrmwqなど意味をなさないものは単語ではない)

・句→2語以上の単語がくっついてできたもの

・節→2語以上かつS+Vが内蔵されているもの
5文型

文型とは。簡単に言うとS(主語)V(動詞)O(目的語)C(補語)の並べ方のこと。英語話者と日本語話者は根本的に違う。だから文型を知る必要がある。たとえば、「私はトムです」という文を単語だけ置き換えてI Tom am.(×)という文を作ったってダメ。もちろん正解はI am Tom.と単語の並べ方一つとってもが日本語と英語ではかなり異なるのだ。ただ幸いなことに5文型という名前からわかるとおり文型は“5つ”しかない=英文のパターンは5つしかないのだ。これはありがたい。しかも、その文型のパターンで動詞の意味も決まってしまう(!!)のだ。

このような動詞を征服するポイントは動詞の意味を考えるのではなく、文型の意味を考えること。発想を思い切って変えてみる。動詞がわかる→文型がわかるではなく、実は文型がわかる→動詞がわかる、となるのだ。

以下の文型の意味は、
第一文型SV
第二文型SVC→(S=C→SはCだ SはCになる)
第三文型SVO
第四文型SVOO→(与える)
第五文型SVOC→(OにCさせるという因果関係をつくる or OがCだと思う・言う・知覚する)


第一文型SV
S(主語)+V(動詞)

第二文型SVC→(S=C→SはCだ SはCになる)
第二文型では

1.第二文型ではS=Cとなり、ここでのVは=の役割を果たす。
つまり、この文型の場合Vは=のものが来る。
2.Cは形容詞or名詞。名詞が来る場合は厳密に主語=補語が成立するときのみ


第三文型SVO

SV A of B

SV A前置詞Bパターン

第四文型SVOO→(与える)



入れ替えてtoになるパターン
入れ替えてforになるパターン
入れ替えてofになるパターン


―第五文型SVOC
SVOCのO-C間において、“主語(S)→述語(P)”の関係が成立する。
言いかえれば、O-C間において、「OがCする」「OはCだ」という関係が成立する。このような関係を文法書では“ネクサス”と呼ぶが、名前は覚えず理解するだけでいい。


第五文型は大きく2パターンに分類される。
1.<O=C>の状態にする
2.<O=C>だと知覚する・認識する(思う、言う、聞くなど)


1.<O=C>の状態にする
Make(), get(), keep(), leave(), paint()
2.<O=C>だと知覚する・認識する(思う、言う、聞くなど)
Call, elect, name
Think, believe, find, consider
→この動詞はS+V+A as B




SVO to doパターン

―使役動詞・知覚動詞パターン

―知覚動詞
・知覚動詞+do /doing / done
※ここではdo は動詞の原形doing現在分詞doneは過去分詞とする



―SVO+前置詞
このパターンは文型を考えず、どの前置詞が来たときにどのような意味なるのかを考えることが重要。以下パターンを示すので、前置詞をグループとして整理しつつ覚える。
S+V+A with B
S+V+A on B
S+V+A into B
S+V+A for B
S+V+A of B
S+V+A to B
S+V+A from B
S+V+A asB

動名詞

動名詞とは読んで字のごとく、“動詞が名詞になる”ということ。

動詞+~ing 「~すること」

のカタチをとる。おおざっぱに言えば、~ingというカタチになり「~すること」よ訳せる場合動名詞ということ。
1.S(主語)になる
(a)[Reading books] is interesting.
(b)[This book ] is interesting
単語の長さは違っても、“主語”としての働きは同じ

2.O(目的語)になる
(a)I like [ playing baseball].
(b)I like [baseball].
単語の長さは違っても、“目的語”としての働きは同じ

3.C(補語)になる
(a)My hobby is [collecting stamps].
(b)My hobby is [fishing].
単語の長さは違っても、“補語”としての働きは同じ

4. 前置詞の目的語になる
(a)He is good at [ swimming ]. (○)「彼は泳ぐのが得意だ」※ be good at~「~が得意だ」
(b)He is good at [to swim ]. (×)
名詞になるというと不定詞の名詞的用法を思い出すが、不定詞の名詞的用法は「“ほぼ”名詞と同じ働きをする」と不定詞のところで書いたとおり、前置詞+動名詞は良くても、前置詞+不定詞ダメ。これは覚えてないと間違えても仕方がない

では不定詞同様他のカタチも確認しよう。

―否定形について
否定形はかならず not+動名詞のカタチをとる。例で確認。

・動詞の原形 win  「勝つ」
・動名詞   winning 「勝つこと」
・動名詞否定形 not winning「勝たないこと」
Not saying “thank you” is rude.「ありがとうと言わないのは失礼だ」
―意味上の主語について
・動名詞(意味上の主語なし)   winning  「   勝つこと」
・動名詞(意味上の主語あり) my winning  「“私が”勝つこと」

I’m sure of our team winning the game.
「私たちのチームがその試合で勝つことを私は確信している」
I’m sure of winning the game.
「その試合で勝つことを私は確信している」
―受動態について
・動詞 speak「話す」
・動名詞 speaking「話すこと」
・動名詞受動態 being spoken「話されること」
She doesn’t like being spoken to in a loud voice.「彼女は大声で話しかけるのを好まない」

―完了動名詞について
理屈は完了不定詞と同じ。動名詞はdoingのカタチにしかなれないから、過去形がない!→haveを使って過去を表現しよう!という感じ。以下の例文と図で理解せよ

She is proud of being a teacher.
「彼女は(今)教師であることを(今)誇りに思っている」
She is proud of having been a teacher.
「彼女は(過去)教師であったことを(今)誇りに思っている」
She was proud of being a teacher.
「彼女は(その過去の時)教師であることを(過去)誇りに思っていた」
She was proud of having been a teacher.
「彼女は(さらに過去)教師であったことを(過去)誇りに思っていた」


動名詞を使った慣用表現
慣用表現?って感じだが、要するに熟語となんら変わらない。構文といっても差支えないかも。とにかく覚えなきゃならないということ。解説も読みつつ丸暗記しないように覚えよう。
be busy (in)~ing「~するのに忙しい」
be on the point of doing「まさに~しようとしている」
cannot help~ing=cannot help but do=cannot but do「~せざるを得ない」
come near[close] (to) doing 「危うく~することろである」
feel like ~ing「~したい気がする」
have difficulty [trouble] (in) ~ing「~するのが困難だ」
make a pint of doing「~することにしている」
never …without~ing「…すればかならず~する」

on~ing「~するとすぐに、するとき」
spend~(in)~ing「~するのに…[時間]を使う」
It goes without saying that S+V~「~は言うまでもない」
It is no use~ing「~しても無駄だ」

There is no~ing「~することができない」
There is no point [sense] (in)~ing「~しても無駄だ」
worth~ing「~する価値がある」


toのうしろに~ingをとる表現

be used to [accustomed] to ~ing
devote oneself to doing
get used to [accustomed] to ~ing
look forward to~ing
object to ~ing
What do you say to doing?
when it comes to doing
with a view to doing
=for the purpose of doing
how [what] about doing?

S+deserve doing「Sはdoされる価値がある」
S+need doing「Sはdoされる必要がある」
S+require doing
S+want doing
―分詞―
分詞とは“動詞から<分>かれた<詞>(ことば)”ということ。つまり、動詞が形容詞・副詞に変わるのだ。もう一度準動詞のところに戻って不定詞と比較して関係性を思い出そう。さて、分詞は
現在分詞「~している」
過去分詞 ①「~された」(受け身)②「~してしまった」(完了)
※②についてはおかわりクン(得意orやる気マソマソな人)以外はとりあえず無視。

の二つに分類される

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