編入試験英語対策

編入試験英語対策



■試験形式はほとんどが和訳と下線部説明。難関大では英作も出題される

 編入試験で出題される語学の問題は、記述式が中心であり、特に和訳が大半を占める。
難関大では、英作も出題される。編入試験を受ける大半の方は大学受験英語を勉強されたと思うが、両者の相違点はどこにあるのか。大学受験の英語と編入試験の英語の違いを端的に言えば、専門的な内容が出題されるか否かである。前者の場合、出題文章に関する背景知識はほとんどの場合は必要ないが、後者の場合は英文のバックグラウンドについてチンプンカンプンだと正確な解答を記述できないケースが多い。というのも、和訳をする際、専門用語が下線部に含まれるため、専門用語の直接的な訳もさることながら、その単語の意味とそれに関連する知識がないと下線部全体を訳すことができないからである。

■単語、文法、解釈、専門知識をつける
 
 大学入試同様、編入試験の英語で必要な能力は、単語力、文法、構文把握力、専門知識である。
ひとつ違いをあげるとすれば、パラグラフリーディング的な読解力をつけることを目標としないところである。まずは英語の専門用語を覚えることが先決だ。をもちろん、パラリー能力必要だ。段落ごとに全体を俯瞰することができれば、未知の箇所も言わんとするところは理解できるからだ。しかし、言わんとすることを漠然と理解できても得点には結び付きにくい。和訳などの場合、特に編入のような専門用語が頻出する問題では、読解以前の専門用語の単語を知らないと訳しようがないからだ。例えば、経済学で出てくる the law of diminishing marginal utility という語句は 限界効用逓減の法則 と訳される。独自の解釈で訳しようがない。もちろん、意訳する箇所などは全体を据える能力が高いほど、うまくいく可能性が高いが、とっかかりとしては、単語それも難解な専門用語を覚えなければどうしようもないのだ。


■英語が苦手な人は英語基礎テンプレをまず参照。

 英語がどうしても苦手な人は、大学受験の基礎レベルからやり直す必要がある。基礎からやり直すと聞くと、試験日までに迷うのだろうかと心配するかもしれないが、問題ない。基礎しっかりすれば、あとで飛躍的に伸びる。英語はひとつ覚えればひとつ能力があがるといったことはない。その代わりに、単語文法解釈が有機的につながったとき、爆発的に伸びるのだ。むしろ問題なのは、基礎がおろそかになっているのを本人が気付かず、難解な参考書ばかりに手を出してあまり顕著に伸びなかった結果、不合格になってしまうことだ。あくまでの憶測だが、不合格者のほとんどはそのようなケースに陥っているのではないか。基礎はおろそかにできない。あせらずひとつひとつしっかりこなそう。


以下では、単語力、文法、構文把握力、専門知識を身につけるためのプランを説明する。


【 単語 】

 編入試験、院試、大学受験問わず、必須な語彙がある。これをコア単語と呼ぶことにする。
編入試験や院試用の参考書はあまりいいものがない。マーケットが小さいのが一番の原因で、おそらく作ったわりにあまり高収益を望めない。だから、いい参考書をつくる気が起きないといったところか。そのため、いい参考書は大学受験市場にゴロゴロ転がっているので、そこから探そう。

大学受験用のところでもおススメしているのが

『DUO 3.0』(シーエーピー)

 である。説明不要、英語参考書界の超大物である。万人に進めることができる参考書だ。560の例文で、重複なく1600もの重要単語と1000の熟語がマスターできる。例文を覚えるだけでも英作やスピーキングの対策になるし、その例文も頻出なものなので、それを丸暗記するだけでも文法や語彙の穴埋めに効果抜群。実際にその例文と全く同じものを某私立大の赤ホンで見つけたことがあるし、例文が全く同じとはいかなくとも、かなり似通った問題がDUOをやっただけで解ける問題が少なくない。詳しく知りたい人は、アマゾンのカスタマーレビューを参照されたい。一番批評が少ない英単語帳ではないだろうか。自分もこの参考書は一生使い倒したいと思っているほどだ。それだけDUOを完璧にするということが難しい証拠でもある。派生語も含めれば、5000語超になるので、本当の意味で完璧にすれば、恐ろしいくらい広範にわたる語彙をカバーすることができる。
 という感じで、つらつら書き連ねたが、とにかく神の書である。付け加えるのを忘れたが、この本は別売のCDと併用することは強制である。併用しなければ、使用価値が他の単語帳と同じになってしまう。一時間で560例文が復習できるし、別で紹介する2倍速マシーンを使ってパソコンで再生すれば、30分で現代頻出語彙を復習できるという驚異的な効率性を発揮する。
 兎にも角にも、CD(復習用)を併用して、シャドーイングにシャドーイングをしまくり、のぞをからせて、英語総合力を高めることに注力すれば、編入試験だけでなく、その先の国際社会の舞台が待っている。本当に、本当に、お勧めの一冊である。


もしDUOがどうしても肌に合わないという人は、これも大学受験界においては、第名著である

『システム英単語 ver.2』(駿台文庫)

を使用しよう。ミニマムフレーズという、フレーズが頻出うするし、これはDUOが語彙問題で発揮した効果と同じものが期待できる。こちらは、DUO異常に語彙は豊富であるし(とはいえ派生語も含めた早慶歳数はDUOがうわまある)、DUO同様多義語や訳が秀逸なので、使う勝ちあり。和訳、記述が中心の編入入試においては、ちょうどいいかもしれない。




【 文法 】

単語力の次は文法である。
大学入試とは異なり、編入試験は記述式の専門の英文を多量に和訳したり英語で記述をしたりする問題が中心である。そのため、和訳と英作をするための基礎となる箇所の文法を学ぶ必要があるが、細かい文法事項まで網羅した参考書をやる必要はない。必要な個所のみピックアップしてやるといいだろう。

『大岩のいちばんはじめの英文法』(ナガセ)
『仲本の英文法倶楽部』(代々木ライブラリー)
『明慶徹の英文法が面白いほどわかる本』(中継出版)
『今井の英文法教室 上』 (ナガセ)
『今井の英文法教室 下』 (ナガセ)

『安河内の〈新〉英語をはじめからていねいに 1 入門編』 (ナガセ)
『安河内の〈新〉英語をはじめからていねいに 2 完成編』 (ナガセ)

『総合英語Forest 6th edition』(桐原書店)

【 構文把握力 】
文法の次は構文把握力である。
小難しい表現を使うと煩わしいので、簡単に英文解釈と言うことにする。
これは、英文解釈は大学受験用の参考書に良書がおおく見られるので、それらを紹介する。
大学受験用の参考書と言ってもなめてはいけない。しっかいこなせば、どんな英文でも構造だけなら読みこなすことはできる状態にもっていける。話はそれるが、実際のところ専門書で構造が難解すぎる英文はあまりない。少なくとも古典でなければ。というのも、いくら専門書といえど、伝えることに書物の意義はあるわけで、わざとわかりにくく書く必要性はない。むしろ名著といわれる教科書は非常に読みやすい。例えば経済学者マンキューのそれなどがあげられる。
というわけで、上記同様おすすめの本を


『大矢英語読み方講義の実況中継』(語学春秋社)
『入門英文解釈の技術70 』(桐原書店)
『基礎英文解釈の技術100 』(桐原書店)
『英文解釈の技術100』 (桐原書店)
『英文読解入門基本はここだ!』(代々木ライブラリー)
『ポレポレ英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)
『ビジュアル英文解釈 (Part1)』 (駿台文庫)
『ビジュアル英文解釈 (Part2)』 (駿台文庫)
『英文解釈教室』(研究社)
『英文和訳演習 (中級篇)』 (駿台文庫)
『英文和訳演習 (上級篇)』 (駿台文庫)
『英文読解の透視図』(研究社)
『基礎英文問題精講』(旺文社)






『The Economistの記事で学ぶ「国際経済」と「英語」』(日本評論社)
『英語で読む最新世界経済入門 』(朝日新聞社)
『基礎からわかる金融英語の意味と読み方』(日興企画)
『英語で学ぶ日本の金融』(有斐閣)
『金融英語入門』 (東洋経済新報社)
『The Economistの記事で学ぶ「国際金融」と「英語」』(日本評論社)
『ライブ解説!社会科学系大学院への英語』(東京図書)
『英字新聞が読める!聞ける! 経済・ビジネス編』(The Japan Times)
『英字新聞が読める!聞ける! 政治・社会編』(The Japan Times)
『世界の歴史の知識と英語を身につける』(ベレ出版)
『テーマ別英単語ACADEMIC 中級〈01〉人文・社会科学編』(Z会)
『テーマ別英単語ACADEMIC上級〈01〉人文・社会科学編』(Z会)
『テーマ別英単語ACADEMIC上級〈02〉自然科学編』(Z会)
『テーマ別英単語ACADEMIC 中級〈02〉自然科学編』(Z会)
『速読速聴・英単語Business 1200』(Z会)
『速読速聴・英単語Advanced 1000 ver.3』(Z会)
『出る順で最短合格! 英検1級単熟語』(The Japan Times)

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